世間の価値観で人生を決めている人の部屋

僕は遺品整理屋です。

かれこれ２３年　
人の部屋を片付けて、その数約４万件

前回に少し触れさせて頂きましたが
部屋から住まいの人の傾向が見えてきます。

それがこちら
joto5482.hatenablog.com

今回は
【世間の価値観で人生を決めている人の部屋】

この題名のような人の部屋を簡単に説明すれば

『何をやりたいか』ではなく『どう思われているか』で決まる人達です。

最初に、話しておきますが、このような人
または部屋になっている人は人生を限りなく
遠回りするので人生を後悔することになると思います。

では
部屋の傾向ですが
ファション雑誌や一度も袖を通したことのない服
装飾品などが散乱しています。

化粧品の数は多く
整髪料や使い切らずに途中で新しい製品に乗り換える。

世間の価値観
『どう思われているか』で行動するので
流行を追うことになりますね。

当然、部屋には
それらのものが積みかさなり、散乱していきます。

何故なら
過去のものを手放さない人も多いからです

世間の価値観は毎年、毎月とウツロウもので
安定したものではありませんよね。

流行を追いかけ、買い占めたものを使いきれずに
損得を考え捨てられずにいるから部屋が散らかるのだと思います。

タグつきで、一度も着ない服
日々の世間の価値観の情報収集に忙しく
後で読もうと一度もページをめくらない雑誌などとなります。

僕が、遺品整理作業をしていて
自分だけのあるあるなのですが。

これから2つの事例を出しますので
AさんとBさんどちらの会話を
多く僕が耳にするかを当ててみてください。

Aさん遺品整理をしていて『これ懐かしい、あの時代すごく流行ったよねぇ』

Bさん遺品整理をしていて『これ懐かしい、お父さん、これを大切によく使っていたよねぇ』

遺品整理屋の僕だけの　あるあるの答えはAさんです。

Bさんみたいな人はたまにいますが
ほとんどがAさんのような人の相談者が多い感じです。

これは
相談者のAさんが悪いといっているのではありません。

亡くなったAさんのお父さんが
世間の価値観で人生を歩んでいたと思わずには
僕は、いられないのです。

そして
その流行りものでもある世間の価値観に合わせた物を捨てずに
何十年も持ち続けていたという証にもなると思っています

『何をやりたいか』が決まっている人
『何をやりたかった』かが明確な人の部屋は
流行りのものとは基本的に縁は遠く
当然ですが、専門的なものが多くなっている部屋が目立ちます

『何をやりたいか』が明確な人が亡くなり
遺品整の相談に来る人の多くは、亡くなった人の意思を
引き継いでいることが多い傾向にもあります。

『何をやりたいか』と『どう思われているか』という
価値観のどちらを選択するのも自由だと思います。

ただ、『どう思われているか』の部屋には
ストレスを感じながら人生を歩んだと思われる形跡はよく目にします。

『どう思われているか』には正解が無いので何時も
『どう思われているか』と不安になるのでしょうか

病院で処方された薬の束があり
レシートや領収書の束
いくつも見つかる時計に
カレンダーを片付けることも多く感じます。

人に『どう思われているか』が気になり
誰かに振り回され、時間に追われる日々を歩んだと思われます。

僕、個人的に、どちらを選択すると聞かれれば
世間の価値観で『どう思われているか』を
気にした人生は送りたくないと答えます。

皆さまはどうですか？

～最後まで、有難う御座いました～

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