僕が遺品整理屋な理由。シーズン2ー2
(営業の神様)
雄のライオンは、自分では狩りはしない。
コミにティを守り
それを、
良しとするメスのライオンが代わりに獲物を狙い狩りをする。
無情にも、あの時の僕は自分で狩りをしていた。
していた?
所か
今だって、狩りをしている(笑)
今と昔の違いは
お客を獲物だと今の僕は認識しないと言う所だ。
この辺の線引きは、非常に難しい。
この世の中は、
どんなに優しく、思いやりの言葉を並べても
所詮、ビジネスは
摂取する方とされる側になるからだ。
生きていくには仕方の無い事だと言うならば
夜も、おちおち寝ていられない。
午前中に獲物に狙われて、摂取されて、
午後には、形を変えて、自分が獲物を探し摂取する。
夕方には、今日も無事終わったと胸を撫で下ろし
夜にはリベンジと反省を繰り返し
翌朝には、昨日と同じ事を繰り返す。
1つしか無い命なら、翌朝は来ないし
午前中に命を摂取された時点でゲームオーバーだ。
しかし、人が摂取されるモノは、命の代わりであるお金であり
ある意味リセットボタンで反省会に移る事が許される。
だから、今の日本では、残念ながら本物は売れない。
偽物の方が飛ぶ様に売れる。
本物は、言葉は要らないと勘違いをして、高を括る。
偽物は偽物がゆえに、本物何だと、叫ばなければいけない。
そうでもしなければ、摂取できないからだ。
あの時の僕は。。。。。
本物何だと叫び、あがき、もがいていた。
そして、それは、今でも変わらない(-_-;)
この辺は読み流して貰いたい。
取り合えず笑って置く。。。。アハハ(笑)ハァ~⤵
炎天下の中、僕はチラシを大量に持ち
肩にバックのヒモが食い込む痛さをこらえて
ポスティングに励んでいた。
配った所で、いつ来るか分からない受注を信じて
チラシを撒き散らしていた。
無情にも焼けつく太陽は炎天下を作り
灼熱地獄を僕に浴びせかけていた。
時折来る風は、エアコンから排出される熱風で
僕はマッチ売りの少女を思い浮かべる。
寒いよりましだ!と。。。(T_T)
そして、
何時か必ず、あの雄のライオンの様に優雅に涼みながら
立ち振る舞う人間になるんだと
イメージだけは強く持とうと努力した。
しかし、あまりの暑さに、
そのイメージのマッチの炎は小さく消えて行く。
間違いなく熱中症だ。(-_-;)
僕は自分を疑った。
まさか!?自分が!?熱中症?
熱中症は中高校生が体育や部活でなる病だと認識していた。
しかし、そんな事は言っていられなかった。
僕の知る、熱中症対策は、
日陰で身体を休め水分を取る事だった。
取り合えず
水を買い、日陰を探す事にした。
何故なら、僕は熱中症の一歩手前だから(-_-;)
ポケットの中に手を入れて
額に三本の線と冷や汗が流れ、背中にも汗が流れた。
お金が無い。。。。
バックの中にも、お金が無い。。。
当てにする友達も居無い。
救急車を呼ぶしかない。
しかし、ここは、
何とか自分で立ち直らなければと踏ん張り思い直した。
僕の思い付く事と言えば、公園を探す事だった。
今の時代なら、公園を探す事など他愛も無いことだろう。
ググっちぇば良い。
そう、Googleナビゲーションだ。
しかし、僕の、あの当時はまだ、衛星は天気予報と
車にしか搭載されていなかったんだ。
ググる手段も無い僕は、チラシ蒔きも手伝って
他人の家のピンポンを押して、
公園の場所を聞き出せば良かったのだろうが
プライド許さなかった。
いや、プライド高かった。
大体、考えて見て貰いたい。
今、あなたの家のインターホンが鳴り響き
知らない人が公園何処にありますか?と
聞かれたら、不審者に思わないだろうか?
っうか、
こんな時は、不審者に思わないで欲しいと言う僕の願いだ(-_-;)
そして、こんな時に限って、人通りが無い。
炎天下だから。。。
とにかく、自力で公園までたどり着いた。
公園まで、行く途中の自動販売機のゴミ箱から
空のペットボトルを頂戴してきた。
これが、後の僕の命を繋ぎ止める事になる。
公園にたどり着いた僕は、浴びるほど水のありがたみを味わった。
そして、日陰をと周りに目をやると公園にベンチはあるが
日陰無いのである。
ペットボトルに水を入れ←ここで役に立った。
今度は、日陰を探し求めた。
まさに、コンクリートジャングルをさ迷った。
マンションとマンションの間は快適であった。
ビル風と日陰を僕は手に入れた。
僕は眠りに落ちた。
そんなに長い時間では無いが夢を見た。
僕に営業の神様が降りてきたんだ。
炎天下でも、極寒でも楽に営業をする術を教えてくれた。
次回は、
その営業の神様が、教えてくれた営業術の話をしよう。。。ガハハ(笑)