尊い職業と尊い人
最近よく
僕に、こんな言葉を掛けてくれる人が増えたように感じる
あなたの仕事は、大変「尊い」仕事をされていますね
当の本人である僕は「尊い?」と言った感じで自覚は無く
あなたの方が、よっぽど僕なんかよりも価値の高いお仕事を
されていますよと言う言葉を返すことはなく
飲み込んで、「そうですかねぇ」と頭を傾げてしまう
僕は遺品整理屋だ
写真は特殊清掃作業中
まずは
【尊い】と言う言葉の意味を調べてみた
1.価値が高い。大切だ。貴重だ。
2.身分が高い。敬うべきだ。
こんな意味があるらしい
僕が、この仕事を始めた何十年も前。。。。。何て言われていたかと言うと
人の死をビジネスするなんて、とんでもないヤツだ
こんなの自分で達(身内)でやるものだから
こんな僕みたいな業種はいらない遺品整理屋は、ネガティブだから不動産も借りにくい
宣伝すれば、取り扱ってくれない、取り合ってくれない
こんな時代でもあったんだ
それに比べて、今はどうだろう(笑)
更に言えば、今は。。。。。
雑誌に遺品整理のコーナーがあり
こんな勉強して
遺品整理をしても良いですよなんて言う
認定を受けなければ仕事してはいけないと言う人まで出てくる
誤解が無いように。。。。。僕は
良く言われようが、悪く言われようが気にもしない
昔と今の違いを綴っているだけだ
ただ、少し言わせて貰えるならば、僕たちの仕事を「尊い」と言うなら
値引きの交渉をしないで欲しい(笑)
もっと、安くしろ❗価格が高い❗と叫ばないで欲しい(笑)僕達の仕事の必要性が低く、悪態つくなら
僕らを利用しようと考えず、自力で解決して欲しい(笑)
僕には、何の取り柄も無く出来る
選択肢の少ない中で、選んだ仕事をしているだけなのだ
なので、困っている人が僕を必要としてくれているならば
僕に出来ることならば相談に乗る
それこそ、お金ではない、ブツブツ交換でも良い(*^^*)
話が脱線した。。。。(^-^;
結論から言えば、
僕が出来ないことや全ての仕事に「尊さ」は存在する
そうやって世の中は出来ている
あなたには必要の無いことかもしれないが
他の誰かが必要としてるならば、それだけで充分
尊い存在であり、仕事である
仕事をしていなくたって、息をして、心臓の鼓動を鳴らして
いることじたい、他の誰かにとって尊い存在になっている
もし、あなたが、人では無い、植物や虫を助ければ
それだって、あなたは尊い存在
もし、あなたが、綺麗なモノ見て、微笑んで綺麗ですねって
言葉にすれば、創作者にとって勇気づけられる尊い存在
もし、あなたが、面白い楽しい人と接して笑い微笑めば
周りの人が一緒に穏やかになれる
僕たちは一人ではない必ず近くに誰かいる
誰かがいるかぎり、あなたは尊い存在であり
尊い人なのである
何度も言うが、僕は、人が言うほど「尊い」遺品整理はしていない
人が言うほど特別な感情で特別な仕事をしているわけでもない
あなたと同じ人間だ
そして
尊さや特別なものなど時代や時間の経過と共に変わっていく不確かなモノなんだと思う
そんなことより
あなたの身近な人が尊い人になり、特別な人なのかもしれない
そして今、目の前にいる人が、あなたを必要としているんだ
これは時代が変わっても変わらないと確信している
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