人間は窮地に立たされて進化する。No. 3

 

お酒を辞めた。

もともと、

強い方ではないけれど、お酒を飲むと、身体の痒みが増すからだ。

身体を洗うボディーソープも変えた。

仕事では、夏場でも、長袖を着て、頭にタオルを巻いた。

出来るだけ、肌を露出することを避けた。

 

若干、症状の改善は見られたが、依然として、硬直状態だった。

 

それでも、薬が無くなり、処方してもらう予約の日までのに

日数の間が空くと、一変して症状が悪化した。

 

同時に、自律神経にも、影響が出始めていた。

人に会うことさえ、しんどくなっていた。

 

暫く、仕事を休む日も出始めていた。

 

全ての事柄に、気力を失って行く事を実感した。

 

原因は解らなかった。

 

パソコンを開くと、何故か、僕の知り得なかった情報が

目に入るようになった。

不思議な事だが、読め‼見ろ!遠くから声が聞こえていた。

 

世の中の陰謀論から、信じられない程の真実の裏側

僕は落胆した。

 

自分がいる現実さえ信じられなくなっていた。

精神科に行く事を決意した。

 

このままでは、僕は、何の改善もしないまま、死んでいくことも覚悟した。

 

食、住、医、これらに、頼った所で、

僕はこの先、生きることは難しいんだとさえ頭を過った。

 

以前、このブログで紹介した、けいたくんに、全てを打ち明けた。

 

待ち合わせは、西新宿のカフェテラスにした。

僕は、お店に入れない身体と心になっていた。

 

僕はけいたくんから、精神科に行く前に、

一度、けいたくんの知る。

催眠治療院の先生の所に行く事を薦められた。

 

腕は確かで、日本ではまだ広く伝わる催眠では無く。

日本でも数人しか出来ない手法だと言う事だった。

今、なお現在も、この手法は、一部の人しか出来ていない。

継承者がいないそうだ。

 

僕は、半信半疑だった。

 

それを、受けたところで、この時の僕は、生きることに絶望しかなかった。

それでも、精神科に行く前に受けてみることにした。

 

僕だって、人間だ。

多少の光と希望は失いたくなかった。

 

予約当日、面談をした。

僕の病状は精神科に行けば、4個の症状に分類され、

治療を受けるだろうと言われた。

それも、長い年月をかけて、

ここでも、僕は、心身と皮膚の炎症と脱毛は別のものだと、考えていた。

 

それから、2時間くらいの、催眠状態に僕はいた。

 

治療が終わった。

全ての原因が1つになった。

 

そして、僕の病状の全ては順調で、又、順調に回復することを

自分から聞き出せた。

不思議な体験だった。

しかし、治ることが解っても、その方法までは、解らなかった。

先生が言うには、

これからの僕の気付きにより、症状は改善していくと言われた。

焦らず、全て受け入れなさいと言われた。

 

僕はこの時に、先生は全てを悟っているように見えた。

仙人だ。

 

事実、今、このかたは、治療院を辞め自給自足の生活をしている。

 

その後の僕は、

何も変わらない日々が続いた。

 

病状は変わらなかった。

変わったのは、自己の声が僕を悩ませる存在になった。

あの時、先生に言われた、あなたは正常で、

精神病ではないと言う言葉を信じていた。

 

むしろ、信じたかった。(笑)

だから、皮膚科に行っても、精神科には行かなかった。

 

その後の僕は、離婚をした。